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村井村

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06 2018

PHENOTYPE release

 8月中ごろに募集を掛けて、半年ぐらいかけて作ったアルバムです。超たのしかった。

 良きラッパーに恵まれて僕はDTMerとして非常に幸せです。

 これが現時点での最高傑作とは言いません。
 っていうか、この半年間でも新しいトラック作ってるし。

 ノンジャンルで変なアルバムです。今までヒップホップに興味が無かった人や、ラップミュージックが好きな人々に届けば幸いです。


DL版特設ページ
CD版

 あと、CD版も制作しました。ブックレットとステッカー付きです。これも無料頒布です。50枚しかないので、僕の知人を中心に無料で頒布したいと思います。ライブとかで出会った時に渡すので、そんとき声かけてください。
 「なんで今時CDなんて作るの?」って言われたら「いやおれ同人作家だし」って返します。そんな感じ。






 15部くらいの予定だけど、モノステで無料頒布するかも。僕は参加しないのでjaguyamaさんに声かけてね。

 僕は3/10のびとぶれ行くので、そこで会えそうな人にはわたしたみ。

全曲解説

01 PHENOTYP

 イントロです。ベースがうねうねするだけです。イントロ曲を入れたのはTAZZRO BOXリスぺクトです。サビ?で歌ってるのは実は僕ですがなんて歌ってるかは秘密です。なんで秘密かって言うと、まあ、英語歌詞なんだけど文法合ってるかどうか不安なので、なんとなーく分からんように誤魔化してるアレです。許して……。

02 heard certainly feat.Hino

 初っ端から上げてくのと、このアルバムはヒップホップじゃねーぞってのをアピールするために、いきなりブレイクビーツをぶち込んでみました。
 ボーカルはオールマイティになんでもこなせるHino氏。まさかの英語歌詞で、デモ聞いたときぶっ飛びました。その衝撃を鮮度そのままパッケージング出来ていたら幸いです。
 圧巻のサビコーラスはHino氏が6人くらい?に増殖します。
 ボンバルディアストラスドラゴンくんとは一体。

03 焦り feat.皐月

 (実質)2曲目からしてロックともエレクトロとも付かない謎ジャンルサウンドです。トラックは僕の作るボカロ曲に一番近いかもしれない。かなり早い段階でトラックのみ完成しており、「このトラックに合うラッパーを探した」タイプの曲ですが、五月ょ氏を選んで正解だったなと思います。デモが上がってきたあとトラックの雰囲気をかなり組み替えたりと、互いに相乗効果が生まれました。

04 Ruktun feat.Jaguyama

 EDM曲ですが、普通の四つ打ちだと面白くないので、なんか変則的なリズムで組んでみました。そしたらJaguyamaさんにタイ語(?)を用いたリリックが来たので、調子に乗って民族音楽っぽいタムとか入れてみた感じです。実は一番トラック渡すのが遅かったけど、ボーカルトラックが来てからはめっちゃ早かった。リリックやノリに随分助けられた曲です。

05 h3lp [next] feat.crewgy

 拙作の中で結構すきなフリートラックにcrewgyパイセンが乗ってくれたので、それをリミックスしました。みんなcrewgyパイセンをすこれ。方向性としては「エレクトロ風味が強い原曲を、ストリングスとか生っぽい音足して生っぽくしよう」だったんですが、やけに前向きなトラックになってしまい、「空いてる部分に何か入れて」と頼んだら前向きなリリックが来ました。ある意味原曲のアンサーソング的な? hookのホルンっぽいブラス音が良い感じで好きです。歌詞は追加部分しか載せてないので、みんな原曲を聞け!

 TAZZROさんとは前々から何かやりてーなーーーと思ってたので、2017年マスターピースのTAZZRO BOXから2曲リミックスすることにしました。TAZZRO BOXはいいぞ。

06 L1k3 7h15 [night] feat.kou-kei

 1つは最高にチルカッコイイkou-keiさんの曲。もっと生楽器っぽさを出してチルにできないかなと思ってやってみたトラックです。昔TAZZROさんと「本当に上手いラッパーのボーカルトラックは被せとかない一本勝負でも十分聞ける」みたいな話があったので、1コーラス目はトラックもシンプルにボーカル一本勝負です。kou-keiさんの超カッコイイラップの素材の味を塩で楽しもう。2コーラス目は被せも入って派手になります。
 しかもHOOKは実は新録。最早刺身と煮付けのセットです。酒飲みながらか二日酔いの朝にしんみり聞いてほしい曲。

07 c1rcl3d d07 [parallel] feat.TAZZRO&そいほに

 2つ目は同じくTAZZRO BOXより。アルバム内で異彩を放ちまくってたそいほにさんの、浮遊感溢れるあの曲を、より浮遊させまくるイメージでリミックスしました。実はアルバムの中で一番最初に完成した曲で、この曲がアルバムの雰囲気を決定付けた感すらある(先のkou-keiさんの曲はこの曲と対になるようにシンプルに作ったというかそんな感じ)。
 ちなみに僕が一番好きな部分は、1:59からの部分です。チャカポコしたパーカッションと、ドローンミュージックのようなコーラス、グリッチ系のサウンド、ラジオディストーションのついたボーカルが組み合わさった無国籍感を味わって頂ければ幸いです。

08 そんなもん feat.吟☆歌太郎

 ツイッターでうpしたPVでも頻繁に使ったし、ある意味このアルバムの顔とも言える曲です。これもかなり早い段階で完成しました。純粋にかっこいいヒップホップ系トラックをやろうと思って、そういうの似合いそうな吟さんにボーカルを依頼しました。
 短い曲ですが、約2分でビシっとかっこよく決めてもらいました。2コーラス目後半の、ボーカルがズレてかぶさる不穏な空気とか最高じゃないですか。自分も言うのもあれですが、変なトラックが多いこのアルバムの中で、一番手堅い曲だと思います。

09 蜘蛛の糸 feat.SIX

 「サンプリング素材を使わずに打ち込みでサンプリングを再現できないか?」みたいなコンセプトで作った曲です。どういう事かって言うと、まあとあるジャズバンドの一部分をサンプリングして普通にトラック作った後、それを耳コピして打ち込みにしたみたいな…? 二度手間と言われたらそれまでですが……。
 ボーカルは韻マニアのSIXさん。ガッチガチにテクニカルな韻も聞きどころですが、僕が「何本も録ってお祭り感出してください!!!」と超要求したHOOKのテンションも楽しいのでみんな乗ってください。ライブとかでみんなで「トーキョート!!!!」って叫びたい。
 あと、告知動画にこれのリミックス音源使ったのですが、実はラップは新録です。

10 alcohol monster feat.varista

 バリ君にはパワーロックが似合うと思って作りました!以上! みたいなトラックです。やたらうるさいトラックに負けない、勢いあるラップを期待通り貰えたので、最初から最後まで僕のイメージ通りに事が進んだ曲でした。varistaさん本人はこういうイメージもたれてるのどう思ってるか知らんけど。
 パンチラインしかないリリックなので、酒のんでベロッベロになってる時に爆音で聞きたい。聞きましょう。
「エンドルフィンの過剰分解で天に上る俺たちはこぞってこう言うんだ/我慢ばかりで行く泡沫より酒の方が味わい深かったってな」

11 stAtlas feat.TRISTRIX&K娘

 一発目で「いやこれはヒップホップじゃねえだろ!!!」っ突っ込みが入れば幸いです。って気分で作った曲です。ミクスチャーロックです。あと僕が一部歌詞書いてます。
 TRISTRIXのハミサゴさんのゴリゴリなミクスチャーアレンジ、K娘さんのパワーある女声ボーカルと、同じくTRISTRIXのLecyaさんによるコーラスワーク感あふれるメロディックなラップが良い感じに混じり合って、みんなに「ヒップホップじゃないけどなんかすごい」と言われる何か凄い曲になりました。このアルバムのこと「ラップミュージックアルバム」としか言っていないのはこういうのあるからですね。

12 curtaincall feat.qb a.k.a.Yurisu

 エンディング曲にもインストを使おうと思ってたのですが、qbさんのリリックがめっちゃエンディングっぽい良い感じだったので、もうこのままこの曲をエンディングにしてしまおうと完成した曲です。16小節で綺麗に割れるトラックではなく、少し変則的な組み方をしてみたのですが、そんな無茶振りにつきあってくれたqbさんありがとう……。
 トラックが「ボカロPやってる時の僕」っぽいです。HOOKのアーアーってコーラスが気持ちいい。優しめのトラックに、時折ドキリとさせるような言葉が混じるリリックで、このアルバムのラストに相応しい曲となったと思います。
 普通に聞くとラブソングなんですが、(qbさんがどう思ってたかは分からんけど)僕はなんか、創作の暗喩っぽい感じだなあと思いました。芸術家の価値は死んでみないと分からん命を賭したガチャみたいなとこあるしね。

 さて、このアルバムは俺がDTMを辞めた後に、つまり俺が命を溶かして「俺の作品ガチャ」を引いたときに、金枠鯖で召喚されたら嬉しいなあと思います。


感想

 作り終わって思ったことをいくつか。

 当初は「皆で集まって曲作りてえ」みたいなノリでしたが、そもそも僕自身が結構リアル忙しい期とかもあったので、なかなか密にミーティングできなかった部分もありました。自分に全体をマネジメントする能力が無さ過ぎる……。
 あと、DAWの新バージョンを導入したのですが、インターフェースが合わず殆ど使いませんでした。しかも新々バージョンも発売されちゃうし。もっとDTM力を高めなければ。

 反省点めちゃくちゃありますが、ほんとこの企画に付いて来てくださった参加者の皆様には感謝です。感謝の気持ちを、完成を以って返せたらなと思います。

 今回は「俺と曲作りたい人!」って募集掛けて、その中から「合いそうなトラックが作れそうな人」「俺に合いそうな人」「俺がやりたい人」とかをピックアップしました。
 せっかく応じてくださったのに参加を断った方々は決して「ラップが下手だから」とかではないのです。次回もしこういうのがあれば、今度は僕の方から声掛けるかもしれません。

 一気に同時進行で10曲以上を作るのはなかなかキツかったですが、楽しかったです。あと有名DTMerのDTM力の高さを思い知った。生産力バケモノかよ。僕は趣味の範疇で楽しみます。

 大阪か名古屋あたりでみんなで打ち上げできたらいいな。
 その時はみんな来てね。CD渡したいから。

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